HONDA JULLIO AF52 駆動系修理
11年目のHONDA JULLIO AF52
修理を余儀なくされる。
(FUJIFILM X-E3/ビルトロックス56mm)
前兆にも気付かずいきなり壊れた。
なんとなくスクーターって壊れないイメージあるけど
壊れるんだなーとか思った。
通勤中に鈍い破裂音とともに
突如うんともすんとも言わない。
通勤中の上に帰りならまだしも、行きである。
さらに近所のバイク屋さんは改装中で休んでる。
しょうがないから帰宅後、とりあえずカバー開けて見たけど夜だと暗すぎて見えない。作業用にランプいるなこれ。
症状としては
プーリーが全く回転しない状態だった。
セル押しても"モキュ"って言うだけ。
キックも下りない。
スターターピニオンギヤが固着したかと思い
取り外し、油を差してみるもダメ。
そこで、Vベルトをちょん切って摘出し眺めてみる。
なんやこれ…。
一部分、8コマくらい山がもげていた。ちなみになぜかケースの中には破片が見当たらず。
室内で外したプーリーを眺めてみる。
こんなこんなもの外したことないから、見てても分からんし汚いなあこれ…などと思いつつ
ふと気が付くと、お無くなりになったベルトの破片がプーリーに挟まっていた。こんなことあるか普通…。
挟まっていた破片を取るとこのようにプーリーは閉じるわけです。これが正常なニュートラルの状態。
こうやって開いていては、強制的にクラッチが繋がってる状態ではセルすら回らない。ベルトも回らない。
クラッチシューも減っていたしセンタースプリングもヘタっていたので換えることに。
奥のが取り寄せておいた新品クラッチのアッシーとセンタースプリング。
遠心力で変速するスクーターのATエンジンにはウェイトローラーというオモリも内臓されている。
新品と比べるべくもなく、これでもかというくらい減っていた。
中低速のピーキーさはこの減りのせいだったのか。
そんなこんなで新品部品を組み付けて無事始動
(汚すぎたからモノクロにしたけどそれでも汚い)
ベルトくらいで済むだろうと思った今回の故障
・Vベルト
・クラッチアッセンブリ
・クラッチセンタースプリング
・ウェイトローラー
と、一式換えることになった。
当たり前というか、それぞれの消耗が全て原因で
最初に壊れたのがベルトというだけだった。
サラッとやったように書いてますが
固すぎて外れないロックナットをベソかきながら外したり、
センタースプリングをおっかながってヘルメット被って交換したり。
単純で簡単な修理の割に大変で疲れた。寒いし。
まあ快適になったし治ってよかった。
おわり